いい意味でも悪い意味でも、人はいいかげんな生き物です。
私自身も、数年前に考えていた事柄と現在考えている事柄はまるっきり違っていたりします。
つまり、人間は日々進化・成長する生き物であって、それは当然、身体的にもいえる事です。
・・・で、建築はどうか。
一般的には、一度作ってしまったものは解体するか改築するかしないと、変化することは困難です。
生活スタイルの変化や家族構成の変化に対し、ある程度、柔軟に対応できる術があれば、
(しかも、住み手自身の手によって)永く愛され使い続けられる建築ができるのではないか・・・
そんな単純な発想から「余白」をもつ空間や「可変」する空間の提案をするときがあります。